マブチハイブリットポールⅡ(製品内)
小型風力発電&ソーラーパネルによる完全自立型の街路灯システム
導入の背景
宮城県を中心に学校や病院といった施設の設備工事や、埋設水道管の整備などを行っている「株式会社馬渕工業所」が開発した完全自立型の街路灯にも「ENSUS-2」が使われています。
ポールの突端にある風力発電用プロペラと太陽光パネルにより作り出された電力を「ENSUS-2」に充電することで、街路灯としての活用だけでなく、防犯カメラを取り付けて監視システムを構築したり、災害監視などに役立つ機器、無料Wifi用のルーターなどを取り付けることができます。もちろんすべての電力が自家発電、自家消費となるため、電線のない場所に設置することが可能です。
ENSUS-2を選んだ理由
まず何よりポール内に埋め込むことができる適度な大きさで、かつ十分な容量があることです。また、BMS(バッテリーマネジメントシステム)がリチウムイオン蓄電池本体と一体化しているので、非常に安全性が高い点が挙げられます。
導入コスト、利便性、拡張性、サイズ、重量などリチウムイオン蓄電池としての性能全般をみても、他の製品には見られない特長を備えており、将来的には国内の蓄電池モジュールのシェアを大きく変える製品になると感じています。
導入後の効果
すでに宮城県内の公共施設内などに複数のマブチハイブリットポールⅡが設置されており、その他にも全国の自治体から、大変多くのお問い合わせをいただいております。
取り付ける機器により自由な活用が行えるため、防災・防犯カメラ用、大雨の際の河川の監視、環境保護、無料Wi-fiスポットの提供など、幅広い用途で活用することが最大の利点となります。将来的にはアジアやアフリカなど、電力インフラの整っていない途上国に向けた海外展開なども検討しています。